2018.05.18 2020.02.10

売上に直結するほど重要な設定 ディレクトリIDとタグID

楽天市場の管理画面ってややこしいですよね。本当によくわかりません。マニュアルを熟読してない自分が悪いのですが、わからないポイントを調べまくってでもわからないという紆余曲折な日々です。これではダメだと思い、先日ECサイトの勉強会に行ってきたので、その際に学んだことを備忘録として残しておこうと思います。

はじめに

日々、システムやアルゴリズムはアップデートされガイドラインも変更されていきます。もしかしたらこの記事を読まれている頃には、記事に書かれていることは正しくないかもしれません。参考程度に読んでください。

ディレクトリIDは超重要

簡単に言えばジャンルのようなもの。本屋さんで言えば、コミックコーナーや小説コーナーのような分けられた本棚みたいなものです。楽天に限らず世の中、ありとあらゆるジャンルの商品があるので仕方のないことなのですが、複雑で種類が多いです。1つの商品のディレクトリIDを設定するだけで頭が痛くなります。

例えば、USBケーブルを出品するとします。

スマートフォン・タブレット > スマートフォン・タブレット用ケーブル・変換アダプター
パソコン・周辺機器 > PCアクセサリー > ケーブル > USBケーブル
パソコン・周辺機器 > PCアクセサリー > 変換コネクタ・ケーブル

パッと調べてもこれだけ選択肢が出ます。そしてこのディレクトリIDは1つの商品に1つしか設定できません。せっかくいい商品ページが出来ても、安くて美味しいコーヒーとして売り出しているのに健康ダイエット飲料のディレクトリにあるといつまでたってもお客さんには見てもらえません。

お客さんが商品を検索する上でディレクトリIDは重要な指標となるので、商品を探している人と売りたい商品をマッチングさせることがとても重要となってきます。

このディレクトリIDの有利な設定方法を紹介します。自分の出品する商品の検索されやすそうなワードで検索します。

すると、入力フォームの下にサジェストと言われる候補が出てきます。これは検索されている順に表示されていると言われています。なので,「wifi」を探している人は次に「ルーター」というキーワードでよく探されていることがわかります。

そして下の方に、赤文字で「無線ルーター」と「スマートフォン・タブレット」と順に表示されています。これはよく探されているディレクトリ順に並んでいます。

例として家庭用のwifiルーターを出品する場合
ディレクトリID
「パソコン・周辺機器 > ネットワーク機器 > 無線LAN > 無線ルーター」
商品名に入れたいキーワード
「wifi」「無線」「無線lan」「子機」「親機」etc

と設定するとよく探されやすいということが導き出されます。このディレクトリIDが正しくないとどれだけキーワードの設定や商品ページを作り込んでも検索結果に表示されませんので、しっかり精査して適切に設定しましょう。

タグIDも検索対象

タグIDも検索対象になり重要項目の1つでした。「ランニング ウェア メンズ」で検索してみます。

この左側にブランドや裾の長さ、サイズ、カラーなどがありますが、ここがタグIDで設定された部分になります。適切に設定するだけで、ユーザーの求めているものをきちんと表示してくれるようになります。

さらに、このタグIDはgoogleなどの検索エンジンでも対象キーワードになります。外部での検索結果に影響するということは、単純に商品の露出が増えます。商品の露出はそのまま売上を大きく左右します。タグIDはディレクトリIDに沿って選択項目が変化するので、正しいディレクトリIDとそれに沿ったタグIDの設定は商品の露出を増やすためにとても重要な項目です。

おわりに

僕もそうですがECを運営していると、どうしても商品ページに気を取られます。しかしページが見られないことには全く意味をなさないので、まずはどうやってお客さんに商品ページを見てもらうかということが大事なんだと感じました。もし売上やアクセス数に伸び悩んでいるとしたら、広告やSEO業者を検討する前に一度ディレクトリIDなど検索対策の部分を見直したほうがいいかもしれません。