前回の記事で、楽天ショップの売上をあげるにはディレクトリIDとタグIDはとても重要ですということを書きましたが、今回はさらに重要だったJANコードを入力するカタログIDと項目選択肢の落とし穴について備忘録を書いていきたいと思います。
はじめに
日々、システムやアルゴリズムはアップデートされガイドラインも変更されていきます。もしかしたらこの記事を読まれている頃には、記事に書かれていることは正しくないかもしれません。参考程度に読んでください。
JANコードとは
JANコードは、国際的にはEANコードと呼ばれ、アメリカ、カナダにおけるUPCと互換性のある国際的な共通商品コードです。
引用:バーコード講座
世界共通の商品番号ってところですかね。ややこしく考えがちですが、JANコード=EANコードです。カタログIDはこのJANコードを入力する項目です。
カタログIDのJANコード超重要でした
商品登録画面にはディレクトリID・タグID・に続いてカタログIDの項目が並んでいます。このカタログIDがまたとても重要でした。このカタログIDはなぜ重要かと言うと、楽天だけではなくgoogleなどの検索エンジンで表示されるGoogleショッピングにも反映されます。
別にJANコードを入力しなくても大丈夫っしょ。って省いちゃうと、楽天以外のモールでは表示されません。僕もそうですが、ユーザーは欲しいものがあるときは、まず検索エンジンで調べることが多いです。その結果で楽天に来たりAmazonに行ったり様々なECサイトを経由して購入します。今、Googleショッピングは米国の小売業者のクリックの85.3%を占めるほど強力な媒体となっています。日本でも到底無視できない存在と言えます。
Googleショッピングに表示されないのは本当に勿体無いです。必ずJANコードは入力するようにしましょう。
項目選択肢の内容は反映されない
カタログIDのできる子っぷりは伝わったと思いますが、逆にカラーやサイズなどの商品の選択肢を増やす「項目選択肢」は、なんと検索対象に入っていません。
ぜひ注意してください。選択項目で赤・黄色・緑が入っていても商品名やタグIDに赤・黄色・緑が入っていなければ検索結果に反映されません。
あるショップの水着の項目選択肢です。もしお客さんが「水着 ピンク M」検索したとしても商品名などに「水着 ピンク M」が入っていなければ検索された時の順位をあげるのは難しいです。さすがこのショップさんは検索してすぐに出てきただけあって、商品名にしっかり色やサイズ柄の種類なんかも入っていました。
おわりに
楽天市場の検索順位ですが、今はレビュー数ではなく売上順に並んでいるそうです。なので、やはり大手や運営歴の長いショップさんの方が自ずと強くなってしまいます。しかし、検索対策には必ず大穴キーワードがあります。大手さんなどは逆に売上が上がっているので、商品名を変更するよりページ作りなどに力を入れがちになります。自分で書品を検索してみてどんなワードが一緒に検索されているのかや売れてるライバル店と自分の商品名などをしっかり比較して、その時々の季節やイベント、流行なども考慮して検索対策をしっかりしていけば、いつか売上が伸びて売れるショップになる日がくると思います。