2019.02.20 2020.02.10

レザーで作るトップチューブカバー

この度、新しくロードバイクを購入しました。スタンドをつけないのであちこちに立てかけてると、トップチューブがどんどん傷だらけになっていきます。なのでサクッと余っている革でトップチューブカバーを作ることにしました。

革を用意

どのご家庭にもだいたいあるであろう余っている革で作っていきます。
トップチューブの径はだいたい102mmでしたので、様子を見ながら革の長さを切っていきます。

用意した革の厚み2mm、長さは278×120mmになりました。

長さの中途半端な理由についてですが、バランスとか考えるの面倒だったのでトップチューブの長さから黄金比率の1:1.618で計算しました。

準備

マグネットにしようかとかマジックテープにしようかとか色々考えたのですが、夜中に急に思いつきで始めたので準備があるわけでもなく最速で完成させるためクロスステッチで編んでいくことにしました。

裁断が終われば、念を引いてだいたいのガイドをつけたら3連ポンチでダダダダダッと穴を開けていきます。

穴あけが終われば、あとは編んでいくだけです。

本当はコバの処理とかヘリとかを落としたりするんですが、面倒なのとさっさと終わらせたいので省略します。でも神は細部に宿りますので、こういう小さな作業ほど手を抜かない方がいいです。

編み上げ

革レースも長さが足りそうなものが黒しかなかったので黒×紫でちょっとギラついてます。今は革レースに艶がありますが、経年変化で革っぽい質感に変わっていくのでギラついているのは今だけです。

革レースはクロスステッチの場合、編む長さのだいたい7~8倍くらいの長さが必要です。僕は8倍にして大いに余りました。革の厚みなどで変わるので余るくらいの方がいいと思います。

革レースはノリとかボンドで繋ぐこともできるので、最悪足りなくても大丈夫です。

編み方についてはこちらの動画が参考になると思います。

僕がレザークラフトを始めた頃は動画とか本、道具も今ほど充実してなくて、洋書のイラストを頼りに作っていたので本当に便利な世の中になったなーと思います。

ここまできたらあとはボンドをつけて目立たないように処理して完成です。その処理が一番気になるところだと思いますが、大事なところを撮り忘れました…。

完成

編み上げたところで、レースは下に向けちゃうので普段は見えません。わざわざ革レースを使う必要もなかったのですが、糸でステッチすると革レースよりかなり時間がかかっちゃうので、革レースの方が時短になります。

おわりに

ざっと調べると、専門の人に依頼すると1万は軽くかかっちゃうみたいです。自分ですると革にこだわらなければ2,000円以内で収まるんじゃないでしょうか。

難しい作業もないし、道具もポンチとハンマーがあればできると思います。ガイドも床面にボールペンでOK、革包丁なんていりません。職人さんも意外と普通のカッター使ってたりします。切れ味が悪くなれば刃を折るだけなんで効率がいいのです。

今回は取り急ぎで余ってるもので作りましたがそのうち、ブライドルレザーで作り直そうかなって思っています。ブライドルレザーはワックスが染み込んでいて水に強い特徴がある革で、馬具の為に作られた革なので自転車との相性がいいのではないかなって思います。

作業時間はざっと40分くらい。長さがわかっているのであれば30分かからずに完成すると思います。