2018.08.20 2020.02.10

スヌーピーとあの子の卯三郎こけし

僕はスヌーピーが好きです。正確には、スヌーピーとチャーリーブラウンが好きです。何年か前に梅田阪急のスヌーピー展の時にそんな彼らのこけしを見つけました。それは、とりあえず作られたキャラものではなくて、卯三郎こけしという昭和25年創業の伝統工芸品のこけしでした。

チャーリーブラウンとスヌーピーのこけし


大きさは背の高い方のスヌーピーで11.5cmほどです。


チャーリーブラウン

服の模様や表情の線描きな感じも絶妙に再現されています。


スヌーピー

耳はレザーでできていて、異素材感がたまらなく可愛いです。

卯三郎こけし

群馬県が日本一の創作こけしの産地のようで、この卯三郎こけしも群馬県で作られています。卯三郎こけしのデザイン性が評価されて今はヨーロッパを中心に海外にも輸出されているようです。

江戸時代頃のこけしは、幼児用のおもちゃだったみたいです。それを知って、丸みを帯びたシルエットでどこか温かみのある佇まいは幼児のおもちゃにはぴったりだなと思いました。それから時代を経てマニア達が出現し始め、ヨーロッパなどにも知れ渡るようになり観賞用の伝統工芸品として今に至るようです。ざっっっくりいうと。

スヌーピー・チャーリーブラウンはもうありませんでしたが、公式オンラインショップで購入することができます。スパイダーマンのこけしとかめちゃくちゃ可愛いです。

おわりに

キャラクターこけし、可愛いですよね。卯三郎こけしには他にもスターウォーズやワンピースのこけしなんかもあります。こういった古くから伝承されてきた伝統工芸を時代に合わせて昇華させていく柔軟性は素晴らしいなと思います。

大正〇〇年から続く百貨店に入っているような和菓子屋さんとか今もなお一線で活躍されているお店は、古くからの慣習に固執しないで時代に合わせてモノづくりをしていることが多いように感じます。こういう姿勢は本当に素晴らしいと思うし、日本にはとても重要な要素じゃないかなと思います。

僕もこういった柔軟性を見失わないように日頃から切磋琢磨してデザインやモノづくりをしていきたいなと思います。